今回は、学芸員として就職する難易度についてです。
また、そんな中で専門的でもない学部卒の私が学芸員資格を活かして雇われたときの話をしたいと思います♪
※先に言っておきますがアルバイトです
学芸員は狭き門??実際の就職率って??
全国では約10000人弱が学芸員資格を取得しています。このうち学芸員として就職できるのは1%以下ともいわれています。
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/curator/shuushoku1.html
文化庁の資料を基に考えます。
博物館数は、平成30年10月現在で5,738館。ここ10年ほどは横ばいです。
しかし、学芸員数は増加傾向にあるそうで、平成30年10月現在で8,403人です。
ということで、学芸員として働く人数は増加しているので、就職もしやすくなった?と思いたいところですが…
個人的にですが、正社員(職員)としての採用はあまりかわらず、非正規が増えているのでは?という体感です。
ちなみに動物園や水族館等も含まれる人数ですので、自分の行きたい博物館が毎年学芸員を採用しているかというと…厳しいですよね。
私が見つけた、学芸員資格を活かした(?)仕事
いわゆる、図録の編集作業でした。
期間限定のアルバイトです。が、公立の大きな美術館でした。
問題は…給料が最低賃金だということですw
一応博物館学芸員資格を持っていたので優遇はされましたが、別に学芸員資格を持っていても資格手当が出るわけでもなく普通に最低賃金での仕事ですw
職場も仕事内容も終始穏やかで何の問題もなく終わりましたが…
普通にOLやってた方が手取りはいいです。
これはまちがいないw
まぁ私は会社を辞める前からずっと求人見ていて、仕事辞めたらちょっと変わったことしたいなー好きなことしたいなー博物館で働きたいなーくらいの緩い気持ちを持っていて、
かつお金には困っていなかったので、
やってみて良かったかなとは思います。
採用された理由としては、こういう仕事がしてみたかったとアピールしまくったこと、また編集等の仕事は関わったことがあり得意分野で、ITにも強いこと。そして何より「博物館学芸員資格」を持っていたこと。博物館・美術館で仕事がしたい 興味があるアピールにはなったかと思います。
でもこれを職業にして生きていくのは無理ですww
「期間限定」という言葉があったから惹かれたのかも。
ちなみにこの仕事を終えた後、全く別のジャンルの別の会社で働き始めたのですが…そちらは手当もついて、ここの1.7倍の時給でした。衝撃的。笑
働いていたときにちらっと正職員の学芸員の方に聞いたのですが…私たちとそう給料変わりませんでした。。。。
学芸員は正社員でも給料は低いです。一般企業の半分なんてザラです。
それでも学芸員として就職してやっていきたい、お金に余裕のある人だけがこの仕事をしているんだろうなって…思います。
ごめんなさい、私には無理でした。
どういうところで学芸員の就職先を探せばいいのか
わたしは博物館の公式HPから応募したのですが…
それもまた古くて、郵送・手書き・封筒に●●と朱書き など指定がありました。
ふっっっる!って思うと思うんですけど…(私もそう思った)この業界はそれが普通っぽいです。だいたいどこもそんな感じです。
求人を検索するのはどこがいい??
公式HPを見るのも良いですが、検索できるHPもいくつかあります。
indeed https://jp.indeed.com/
求人ボックス https://求人ボックス.com/
こちらはワード検索になりますが、美術館・博物館の求人だけではなく一般企業の求人もたくさんあります。たとえば博物館・美術館の設計に関わる仕事、展覧会の広告に関わる仕事、受付や監視員の仕事など様々です。
学芸員としてに重きを置くのではなく、そこで働きたい!と思っているというパターンであればいろんな求人を見てみるのがいいかも。
学芸員就職課 さん http://yondaro.fc2web.com/
個人で運営されているHPですが、博物館・美術館公式の求人情報が掲示板に掲載されているため見る価値ありかなと思います。注意書きをよく読んで利用されるようにして下さい。
Internet Museum さん https://www.museum.or.jp/gakugeiin
丹青社グループが運営されているサイトです。こちらの掲示板の情報もとても充実されているので要チェックだと思います。
最後にですが…もう一回、私は公式HPのチェックは必須だと思っています。
いつの間にか求人が始まって終わっていた…というような悔しいこともありますので、探している方はくれぐれもチェック漏れのないように!!