これまで一切いいこと書いてない(かもしれない)銀行業務検定ですが、それでも会社から受けろって言われて受ける人はたくさんいらっしゃるはず。
ということで実際どのくらい難しい?ってところを振り返ってみたいと思います。
銀行業務検定とは
今までこんな記事を書いちゃいましたが、そこまでフルボッコの資格でもないです。
なぜならやっぱり銀行で出世するには必須の資格だからです。
難易度はどう?
合格率は?
2級は30パーセント前後、
3級は40~50パーセントほどです。
引用:http://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/4560.pdf
実際難しいの?
って思う方も多いかも。
わたしの体感としては… まあまあ難しいです
銀行から取得を強制される資格としては証券外務員があると思いますが、外務員資格は持っていなければ仕事ができないという必須の資格。仕事のために必須なので、取れ取れとしつこく言われることでしょう。となると、追い込まれて最低限のやる気はでるはず…。外務員2種は難易度が低いこと+銀行員や証券マンならすでに最低限の知識があるので、1週間で取得は余裕だと思われます。
しかし、銀行業務検定はまず、やる気が出ない。
やる気が出ないのではかどらない。
ダラダラ勉強して試験日を迎え、落ちがちなのが、銀行業務検定です。
テキストはほぼ1種類しかないといってもいいので(後述しますが)勉強範囲は広いわけではないのですが、類題でちょっとひねった問題が出たり、そもそも理解していないと解けない問題が出ます。
3級と2級がある科目はもちろん2級が難しいのですが、
証券外務員の2種と1種があまり難易度の差がないのに比べたら、難易度の差はあります。
3級はもともとある基本の知識プラステキストを読んで丸暗記で解けなくもないですが、
2級になったらほぼ無理といっていいので、ちゃんと勉強しないと落ちることでしょう。。。
いきなり2級に挑戦しても問題はありませんので、いっそちゃんと勉強して2級に挑戦するのもいいかもです。
私は銀行員3年目までで
証券3級、相続アドバイザー3級、法務2級、財務2級、税務3級
を取得しました。ごく普通の銀行員です。
実際の勉強時間
W受験がおすすめ
銀行業務検定はやる気が出ない と先述しましたが、
もはや自分が何のためにこんなに色々やらなあかんのか、怒りすら覚えてくるレベルで勉強していました。
でもやるからには短期でとりたい、ということで、私は2科目W受験で勉強時間1ヶ月でした。
一日2時間勉強する日もあれば、0時間の日もあり。最後の1週間は追い込みで平日昼休みも勉強していましたし、家でも3時間くらいは勉強していたんじゃないかな。
おそらく二科目W受験で一か月70時間ほど
勉強したと思います。
一科目30~40時間
と思ってください(私の場合ね)
ただし私はテラーだったので、証券や相続系は知識が割とあったと思いますが(業務で関わったり)財務や法務はあまり…という状況だったので、自分のポジションや特性的なものにも左右されると思います。
私は銀行業務検定を受けた後にFPや証券外務員2種(正会員)を受けたので、銀行業務検定と試験範囲がかぶっていたため、勉強時はかなり楽でした。
参考書と通信教育 何を使う??
参考書はこれ
経済法令研究会 さんのもの
こちらがデフォです。私もこれを使いました。一般でも購入できます!
(2024/11/23 08:46:08時点 楽天市場調べ-詳細)
(2024/11/23 08:46:07時点 楽天市場調べ-詳細)
いくつかあげてみましたが、こちらのシリーズの本がマストです。
というかここと銀行業務検定協会さんの他にどのメーカーも手を出してないのかも……
過去問豊富で問題とその解説が一緒になっている解説本なのでわかりやすいです。特に受験前にシミュレーションで過去問を…というタイプの試験もありますが、銀行業務検定では必要ないかなと思います。時間が足りなくなることもなく、どちらかというと集中力を保つ方に力を入れた方がいいです。ちょっとでも問題を読み抜けていたら簡単に間違えちゃうひっかけも混じっています。
通信教育はある?
テキストと同じ会社、経済法令研究会さんの通信教育がありますが、
個人的にはそこまで必要ないかなーっと思ったり…
ただ通信教育のいいところは強制的に勉強モードになるのと、会社によっては補助がでるところがある部分です。
いちど会社に問い合わせてみるのもありかも?って感じです。
どの科目を受験するべき?
私の場合会社から指定されたのですが、(友人のところは完全に自由だったようです)
財務 税務 法務
あたりを受験するように言われる場合が多いみたいですね。
もちろん自分のポジション、キャリア等を考えて取得するのがいいと思います。
人事や総務に問い合わせたら結構教えてくれたりするので、積極的にといあわせるのもいいかも